アスペルガー症候群

アスペルガー症候群とは?

アスペルガー症候群は発達障がいの一つです。アスペルガー症候群は比較的最近になって理解され始めた発達障がいといえます。言語障がいや知的障がいの症状はないので、周りからは「変わった人」と思われがちです。

対人コミュニケーション能力や社会性、想像力に障がいがあり、対人関係がうまくいきづらい障がいで、知的障がいや言葉の発達の遅れがないものを言います。明確な原因は現在もわかっていませんが、何らかの脳機能の障がいと考えられています。


➀ アスペルガー症候群の症状

アスペルガー症候群には大きく分けて3つの症状があります。

「コミュニケーションの問題」
「対人関係の問題」
「限定された物事へのこだわり・興味」


② コミュニケーションの障がい

会話能力は表面上問題なくできるのですが、その会話の裏側や行間を読むことが苦手です。明確な言葉がないと言葉をそのままの意味で鵜呑みにしてしまう傾向があるため、人の言葉を勘違いしやすく、傷つきやすい面があります。

■あいまいなコミュニケーションが苦手
言われたことをそのままの意味として受け取ってしまう。アイコンタクトや顔の表情を読み取るのは苦手。

■不適切な表現を使用してしまう
遠回しに発言することに困難さがあるため、言い方がキツく、ストレートすぎる発言になりがち。

■名前を呼ばれないと自分だと気づかない
1対1でも自分の名前を呼ばれないと相手が誰に対して発言をしているのかわからない。

■想像して動くことが苦手
想像力が弱い傾向にあるので、指示されたこと以外に考えが向かなかったり、相手や環境の変化に気づかなかったりすることがある。


③ 対人関係の障がい

場の空気を読むことに困難さがあり、相手の気持ちを理解したりそれに寄り添った言動をしたりが苦手な傾向にあります。そのため、社会的なルールやその場の雰囲気を平気で無視をしたような言動になりがちで、対人関係を上手に築くことが難しいです。

■大勢の中で浮いてしまう
場にそぐわない発言や回答をしてしまう。

■相手の気持ちを理解するのが苦手
相手が何をどう考えているのかを想像することに困難さがある。

■自己中心的に思われる言動をしてしまう
自分の言動がその後どうなるか、ほかの人にどう影響するか、想像するのが苦手で、臨機応変に動くことに困難さがある。

■相手を傷つけてしまう
何も考えずに見たまま、思ったままの発言をしてしまうため、相手を傷つけてしまうことがある。


④ 限定された物事へのこだわり・興味

いったん興味を持つと過剰といえるほど熱中します。法則性や規則性のあるものを好み、異常なほどのこだわりを見せることがあります。

その法則や規則が崩れることを極端に嫌う傾向があります。
一方、この特性は逆に強みとして活かすこともできます。

■マイルールがある
自分の決めた予定や手順などを変えることを嫌い、頑なになる。無理に変更すると混乱してしまうこともある。

■記憶力が高い
興味のある物事に関しては、大量の情報を記憶したり、引き出したりすることができる。

■集中力がある
興味のある物事に関しては、一度手を付けると熱中しすぎて周りが目に入らないこともある。

■話し続ける
興味のある物事に関しては、一度話し出すと夢中になりすぎて止まらなくなる。

「表情かるた」
「人の気持ちを考えよう」
「落ち着く練習をしよう」  etc・・・

参考:https://www.facebook.com/specialneedscommunity/


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