ペアレントトレーニングとは
ペアレントトレーニングとは〜その効果と子どもに対する適した接し方とは?
発達障がい児をもつ親のための子どもの育て方、ペアレントトレーニング及びその効果と子どもに適した接し方をご紹介いたします。
ペアレントトレーニングとは?
発達障がいのペアレントトレーニングとは、発達障がい児をもつ親のための子どもの育て方のトレーニングです。もともとはADHDの子どもが対象でしたが、参加者に合わせて改変することで、ADHDに関わらず多様な子どもに役立つものとされており、子どもの行動に注目して、行動療法に基づく効果的な関わり方を学ぶプログラムです。
発達障がい児の子育てには、健常児の子育てに比べて知識が必要となりますが、ペアレントトレーニングは発達障がいをもつ子どもの親の悩みや不安の解消にもつながります。
子どもに対する適した接し方
・子どもの行動の分類と対処法
子どもの行動を増やしたい行動・減らしたい行動・危険な行動などに分け、それらの行動に対する対応方法を学びます。
・肯定的な注目の仕方
悪いところばかりに注目してしまいますが、良いところに注目して褒めてあげることが大切です。
良い所を見つけるコツ・褒めるコツを学びます。
・上手に指示を出す方法
「○○しなさい」などの指示は、子どもに怒っていると思われてしまうこともあります。
上手に指示するということは意外に難しいことです。
また、指示に従ったとき、従わなかったときの、適切な対応方法も学びます。
ペアレントトレーニングの効果
出典元リンク:http://hattatsu-dekoboko.com/to-develop/parent-training
保護者が家庭で実践することで、子どもの行動に変化が見られるだけでなく、親子のやりとりがスムーズになる、親のストレスが軽減されるなどの効果も確認されています。
日常的に「どうしてこんなことするの?」「また同じことやってる!」ということが続くと、上の図のような悪循環になってしまいます。
親は「あまり叱りたくない」「ほめてあげたい」と思っていても難しくなってしまうのです。
ぺアレントトレーニングで学ぶスキルを家庭で実践することで、プラスの循環(ほめる・ほめられる関係)を作ることができます。
親子関係がプラスの循環になると、子どもをほめる機会が増えて子どものやる気もアップしていきます。
まとめ
理解不足、知識不足による障がいを持ったお子様とのストレスをなくすためにも接し方、育て方についてペアレントトレーニングを通して、理解を深めておくことが重要です。