TEACCH
TEACCHとは?
現在、発達障がいの子どもの多くが、療育と呼ばれるトレーニングを受けています。
療育とは、治療教育の略称で、子どもの持つ個々の力を伸ばしながら、できることを一つ一つ増やしていき、その子なりのレベルで地域社会のなかで自立した生活を営むことができるようにサポートする方法です。
主な療育の方法の一つに、TEACCH(ティーチ)と呼ばれるものがあります。
➀ TEACCHプログラムの構造化
TEACCHとは、子どもが健やかに安定して安心に暮らしていけるようにすることを目的とし、発達障がいの子どもが抱えている認知のギャップを埋めて、子どもの適応性を上げることにより、様々な技能を向上させていく方法です。
具体的には、部屋や空間の構造化を行い日々の生活を暮らしやすくしたり、絵や文字のカードを使ったコミュニケーションを子どもに習得させていきます。
子どもはTEACCHのなかで色々なスキルを学びますが、不適切行動に焦点をあてるというより、適切な技能を発達させることを目的としており、社会の中で可能な限り自立して行動できるようするためのスキルです。
療育の成果を上げるために、子どものことを一番よく知っている家族と、発達障がいについて知識のある専門家がパートナーとなって療育を行なっていきます。
まとめ
発達障がいは生涯にわたって続く特性ですので、途中でその特性が消失するようなことはありません。幼児期から学童期、青年期、成人期まで、人生の全ての時期と場面を視野に入れて、包括的な支援を行なっていきます。
参考:http://pdd.myumic.com/発達障がいへの対応/teacchとは.html