ファーストシーンドリームの療育
療育とは?
発達に心配のあるお子様が、「夢に向かって社会に羽ばたける」ように、社会的な自立を支援する治療と教育のことです。 生活への不自由をなくすよう専門的な支援プログラムを提供し、言葉や身体機能など発達に心配のあるお子様についてトレーニングをしていこうとするものであり、お子様が生活しやすくなるように支援することです。その目的や分野についてはさまざまな種類があります。
※1 リトミック…音楽に合わせて体を動かすことで、体幹などの運動機能をトレーニングします。
※2 音楽活動…音楽を通じて子ども達の感性を育てます。
※3 微細運動…折り紙などの様々な工作活動を通じて、手先・指先のトレーニングを行います。
例えば
※1 リトミック
・・・集団行動が苦手なお子様の中には、人に合わせることがそもそも苦手なお子様がいます。そういった子の為に、リトミックでは先生やお友達の動きをよく見て、真似をする「模倣」の訓練も行っています。これにより学校等での集団の学びの機会を逃さず、上手く活かすことができるようになります。
※2 音楽活動
・・・普段なかなかできないピアノやギターなどの様々な楽器に触れる経験を通じて、集中すること、音をよく聞くこと、人から教えてもらうことなどを学んでいきます。一部のお子様には音感やメロディの記憶において、飛び抜けた才能を持っている場合もあり、楽器に触れることで新たな才能の原石の発見につながることもございます。
※3 微細運動 ・・・丁寧に一枚一枚の折り紙を折ることで指先の運動トレーニングを行い、はさみやのりなどの道具を使うトレーニングを行います。認知の発達や好奇心、意思を持って周囲のものと関わっていくこととも関係していきます。
※ABA(Applied Behavior Analysis)(応用行動分析)・・・お子様のできたこと、頑張ったことは思い切り褒めてあげます。するとお子様は“これでいいんだ!”という自信をつけ、その行動を行おうと望ましい行動が「強化」されます。
このような様々な専門スキル・専門知識を取り入れて療育を行っております。
スタッフ一同「預かりNO!療育YES!」を合言葉に、ただお子様を預かってテレビやアニメを見させておくだけの預かりではなく、子ども達の機能改善の為の療育をすることこそが『ファーストシーンドリーム』の使命だと思っています。
発達に心配を抱えたお子様は、相手の気持ちを推察・理解できない、感情のコントロールがうまくできないなどの課題を抱え、学校などの集団にうまく馴染めないことがあります。
それは本人が頑張っていないからではなく、その子の抱える特性が起因しています。
だからこそ、しっかりとした支援、専門的な療育を提供することで、徐々に集団の中でのトラブルも減り、ファーストシーンドリームの中だけでなく、学校でも自然な集団生活が送れるようになります。
※4 興味のあるものを使って集中できる時間を増やします。
※5 先生が率先して見本となることで、子ども達もつられて座ることができます。
※6 習慣付けることで、先生の声掛け一つで着席することができるようになります。
※4
例えばすぐにお友達に手を挙げてしまう、授業中にじっとしていられない、集中力が続かずに授業中でも勝手に違うことを始めてしまう、こんな症状を抱えた子も『ファーストシーンドリーム』に通うことで少しずつこういった行動が見られなくなってきます。
※5
療育は早期療育が最も効果的であると言われています。
それは早い段階からきちんとした療育を行えば、お子様の苦手な分野や発達に遅れの見られる分野を改善したり、上手に付き合って成長したりすることができます。
そのためには早期発見が重要になります。
※6
発達に心配のあるお子様の場合は、生活に必要なスキルを集中的に練習することで効果が出やすくなりますが、これも早い段階からお子様の発達段階に合わせて行うことが大切です。
【ファーストシーンドリームの療育】
『ファーストシーンドリーム』ではお子様を単にお預かりするだけでなく、しっかりとした療育を行うことを目的としております。
※7 ソーシャルスキルトレーニングの様子。大人が答えを教えるのではなく、先生の投げかけにお子様自身が考えて答えを出します。
※8 クッキングは作る楽しさや出来上がった達成感が感じられるよう、お子様のレベルに合わせて行っています。
※9 工作活動でははさみやのり、ホチキスなど道具を上手に使う練習もします。
※7
具体的にはルールやマナーを学んだり、相手の気持ちを汲み取る、自分の気持ちをうまく表現するなどのコミュニケーションスキルの習得であったりを学ぶ「ソーシャルスキルトレーニング」です。社会の中で基本となる人と関わっていく能力が身につきます。
※8
発達に心配を抱え、苦手なものが多いお子様は新しいことや自分の苦手なことにチャレンジすることに消極的になってしまう傾向にあります。
大人が手助けをしてあげたり、一緒に挑戦してあげたりする環境を作り、そこから成功体験を積むことで自分自身に自信を持ち、その成功体験を応用して新しいことへチャレンジすることがで次の成功の体験を積む可能性を高めることができます。
※9
様々な食材やレシピを使った楽しい「クッキング」、手先指先の微細運動の訓練となる「工作活動」など、他にも多岐に渡るプログラムを用意しております。たくさんの経験の中から特に優れた才能を見つけ、早いうちから伸ばすことで将来はその分野のエキスパートとして活躍することもできます。
※10 良いタッチ・悪いタッチのソーシャルスキルトレーニング。性教育の導入やお友達同士の過度なスキンシップを防止します。
※11 工作活動では作って終わりではなく、作って遊べるものを作るようにし、その後の遊びも社会性のトレーニングに役立てています。
※12 粗大運動や協調性のトレーニングになるリトミック。外部から講師を招いて、より専門性の高いリトミックを行っています。
※10
ソーシャルスキルトレーニングでは実際にお子様たちがトラブルに陥りやすい状況をロールプレイで再現し、どんな対応をするのが望ましいのかを訓練します。お友達に手を挙げてしまう子はどうしてよいかわからず、頭が真っ白になって思わず手が出てしまう、なんてこともあります。その為には事前に答えを用意してあげればよいんです。事前に想定されるシチュエーションを用意し、準備しておくことでお子様も不安になることなく、適切に対応することができます。これにより無知から来る失敗を未然に防ぐことができます。
※11
心のトレーニングであるソーシャルスキルトレーニングに対し、工作やリトミックなどは身体的なトレーニングとして行っています。工作活動だけに留まらず、他の人も遊ぶことのできるようにすることで人を巻き込んで集団で物事を行う能力を養うことができます。
※12
体幹が弱いお子様や手先が不器用なお子様の為に、一人一人の発達段階に合わせた課題を用意することで、身体機能の改善にも取り組んでおります。身体機能を高めることは認知機能を高めることに繋がり、相互にお子様の能力を高めることができます。
【目指す姿】
ファーストシーンドリームにはお子様へ療育を提供する専門知識を持った有資格者を多数配置しております。
言語聴覚士や社会福祉士、保育士や学校の教員免許を所持した指導員など、必ず福祉や児童に関する資格や経験を持つ指導員を配置するようにしております。
その結果、様々なお悩みを持つ保護者の方々の多彩なニーズに適切にお答えすることができます。
例えば、急いで出掛けなくてはいけないのにお子様が切り換えられずに「早くしなさい!」と怒ってしまうような経験はありませんか?
発達に心配のあるお子様の中には急な予定変更や自分のイメージできない事が苦手なお子様が多くいます。
急がなくてはならないのにうずくまって泣いている、引っ張っていこうとしても頑として動かない、怒れば怒るほど状況は悪化する・・・など困ったことがあるのではないでしょうか。
パニックに陥ってしまった子には何を言っても頭に入っていきません。その為に予定が変わったという結果だけを伝えるのではなく、その理由や変わった先の予定の楽しみやイメージが伝わるように落ち着いて話をしてあげるだけで、こういった状況を予防することができます。
とはいえこれをいつもご家庭で行うのは大変ですよね。
だからこそファーストシーンドリームで急な予定変更への適切な対応を練習しておくことで、ご家庭でのそのような行動を少しずつ減らしていくことができます。
※保育士などの有資格者、現場での経験者を積極採用しています。
※児童指導員は保護者に代わり、お子様を援助、育成、指導するスペシャリストです。
※お子様により質の高い療育を提供するためには、お子様を指導する先生が何より重要だと考えています。
多方面の資格を持つ指導員がいることで、様々な課題を抱えるお子様たちに多角的なアプローチが可能となります。
一人一人のお子様たちが今の自分に自信を持ち、力強く生きていき、将来は社会で活躍できる姿を実現していきます。